HSPと内向型の違いとは?

内向型・HSP

こんにちは。天泣です。

今回はHSPと内向型の違いについてお話していきます。

過去の記事でそれぞれの特徴についてご紹介しましたが、似ている部分が多いため、違いがよく分からない方もいると思います。

この記事では、

・HSPと内向型についておさらい
・HSPと内向型の違い

という内容でお話していきます。

HSPと内向型は、確かに似ていてややこしい部分もありますが、明確な違いがあるため、今回はその違いについて見ていきましょう。

HSPと内向型

まずは、簡単にHSPと内向型についておさらいしていきましょう。

HSP

HSPはHighly Sensitive Personの頭文字をとった略語で、1966年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱しました。

五感が鋭く、外部の刺激に対して敏感であることが特徴です。外部の刺激は音や匂いといった物理的なものだけでなく、人の気持ちや機嫌なども含まれます。

また、感受性が高いだけでなく、物事を深く考えるところもHSPの特徴と言われています。

内向型

内向型は心的エネルギー(興味や関心)が自分の内側に向かいやすいという特徴があり、反対に外向型は自分の外側に向かいやすいと言われています。

この「内向型」「外向型」という概念を最初に提唱したのは、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングです。

また、内向型の人は外部の刺激に対して敏感で、エネルギーが内側に向かいやすいことから考える作業に向いているという面があります。

このように、HSPと内向型の特徴を見比べると「外部の刺激に敏感」「考える作業に向いている」ところが共通点であるとわかります。

実は、HSPの約70%が内向型であると言われており、この両者の性質を併せ持つ人はかなり多いのです。

では逆にどういうところに違いがあるのでしょうか?

次は、共通点の多い両者の違いについて見ていきましょう。

HSPと内向型の違い

HSPと内向型の一番の違いは先天的なものか後天的に身に着けたものかというところです。

HSPという気質は基本的に生まれ持ったもので、先天的な側面が大きいものです。

五感が鋭いといった特徴は生まれ持った気質であるからこその特徴と言えるでしょう。

内向型は先天的なものもありますが、育った環境などにより後天的に身に着ける部分も多いとされています。

先天的な部分と後天的な部分の割合はだいたい半々くらいと言われています。

内向型は後天的な側面が大きい分、該当する人の割合もHSPと比べて多いです。HSPが5人に1人と言われるのに対し、内向型は2人に1人と言われています。

要約すると、HSPは生まれ持った気質(先天的なもの)で内向型は先天的なものと後天的なものの両方で成り立っているというところが明確な違いとなります。

まとめ

今回は、HSPと内向型の違いについてお話しました。

混同されがちな両者ですが、明確な違いがあることが分かりました。

しかし、共通点も多いため、どちらの性質も併せ持つ人も多く、悩みについても共有できる部分が多いと私は考えています。

私もHSPであり内向型でもあるため、このブログではどちらの方にも寄り添える記事を書いていこうと思います。

今後の記事もお役に立てればうれしいです。

それでは、また次回。

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