HSPとは?

内向型・HSP

こんにちは。天泣です。

最近、HSPという言葉をよく聞くようになり、それに関する書籍も増えてきています。

日々の生活の中で、「人と関わるのが疲れる」「周りが気になって落ち着かない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

そう感じているあなたはHSPかもしれません。

この記事では、

・HSPとはなにか?
・HSPにはどういった特徴があるのか?

について解説していきます。

HSPのチェックリストもありますので、自分にどれくらい当てはまるのか参考にしてみてください。

HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Personの頭文字をとった略語で、とても敏感な人のことを指す言葉です。1966年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱しました。

生まれつき敏感で、刺激に対し高反応を示すといった特徴があり、病気ではなくそういった気質を持った人であることを表します。

この病気ではなく、気質であるということが何気に重要です。

HSPさんの中には、人より敏感で、感じ方が他の人と違うことで悩み、自分が病気ではないかと思ってしまう人もいるようです。

しかしご安心ください。繰り返しなりますが、HSPは病気ではなく気質であり、あなたが大切にすべき個性の1つなのです。

HSPのチェックリスト

以下はHSPのチェックリストです。簡単に答えられるので、自分がどれくらい当てはまるか確かめてみましょう。

当てはまれば「はい」、当てはまらない、またはあまり当てはまらないのであれば「いいえ」と答えてください。
深く考えず、素直な気持ちで答えてもらえば大丈夫です。

  1. 人の機嫌を気にして思うように発言できない
  2. 音や光が気になる
  3. 親しい人でも長時間一緒にいると疲れる
  4. メールやLINEを送信する際に30分ほど文章を考えてしまう
  5. ネガティブなニュースを見ると1日中気持ちが沈んでしまう
  6. 人と話しているときに風景や周囲の人が気になり会話に集中できない
  7. 何かする前に深く考え込んでしまう
  8. 空気を読みすぎて空回りしてしまう
  9. 他人の意見の方が優れている、正しいと思う
  10. 人を助ける良心的な仕事、活動をしたいと思う
  11. 些細なミスをいつまでも覚えていて自分を責める
  12. 人に見られていると実力を発揮できない
  13. たくさんの指示、指摘があるといや気がさす
  14. 協調性、平等さを大切に思う
  15. 小説を読むと映像が生き生きと頭に浮かぶ
  16. カフェインや添加物の影響を受けやすい
  17. その場の空気をよくするためにいやなことも引き受けてしまう
  18. 四季の変化に感動し、小さなことにも感動できる

出典『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 HSP気質を活かして幸せになる』 Ryota 著(KADOKAWA)

いかがでしたか?以上の18項目のうち10個以上当てはまればHSPでしょう。しかし、10個未満でも度合いが強ければHSPの可能性があります。

HSPさんの特徴

ここではHSPさんの特徴についてもう少し細かく見ていきます。

ここまでで、HSPさんは「外部の刺激に敏感」「周りの変化に気づきやすい」ということがわかりました。

それは五感が鋭いと言い換えることができ、HSPさんは音や光、匂い、手触りなどに対して他の人よりも敏感に反応します。また、視覚や聴覚が鋭いため、人の気持ちや機嫌なども敏感に察知します。

このように、HSPさんは外部のたくさんの情報を受けとっています。しかし、その情報量に処理量が追い付かないため、日々の暮らしのなかでも疲れやすいのです。

こうしてみると、HSPさんは周りの環境に振り回されて、損ばかりしているように思えるかもしれません。

確かに外の環境はHSPさんにとって刺激が強く、生きづらいと感じることも多いでしょう。

しかし、外部の刺激も少しの工夫で軽減する方法はあります。人の機嫌も考え方を身に着ければ以前より気にならなくなります。

具体的な対処法や考え方ついては今後発信していこうと思います。

それに、HSPさんの特性は不利に働くことばかりではありません。短所を長所に言い換えられるように、HSPさんの特性も強みになり得るのです。

HSPさんの強み

HSPさんの強みは以下の4つがあると私は考えています。書籍によってはさらに細かく分けていたりもしていますが、今回はこの4つをメインで見ていこうと思います。

  • 感じ取る力
  • 高い共感力
  • 深い思考力
  • 鋭い直観力

感じ取る力

HSPさんは感じ取る力が強いため、些細なことでも感動でき、日常での小さな喜びを得ることができます。

それはつまり、ドラマや映画、ちょっとした人の気遣いに他の人よりも感動できるということです。

また、人の悩みや要望を感じ取ることもできるため、自然と人の助けになる行動をとることができます。

これはプライベートだけでなく、仕事でも大きな力を発揮します。


他の人が気づかない小さなミスにいち早く気づくことができたり、大変そうな人をそっとサポートしたりなど、チームの中で縁の下の力持ちとしての役割を担っていることが多いと思います。

高い共感力

感じ取る力と少し似ていますが、高い共感力もHSPさんの強みの1つです。

HSPさんは聞き上手で、相手の話を真摯に受け止めることができます。


相手の悩みを自分事としてとらえることができるので、適切なアドバイスをしたり、安心感を与えたりすることができます。

自然と相談役になることも多く、そうした信頼関係が築けるのも強みの1つといえるでしょう。

深い思考力

HSPさんは物事を深くまで考える特徴があります。

1つの問題に対していろんな視点から考えることで、その問題の本質を見抜くことができるのです。

また、やりながら考えるよりもやる前にじっくり考えることが多いため、リスク管理能力が高いといえるでしょう。

鋭い直観力

HSPさんは直観力にも優れています。

自分の好みに合うものを瞬間的に見ただけでも見抜くことができるのです。

例えば本だったり、カフェだったり、実際に中を見る前に外観の雰囲気などから自分に合っているかを判断できることが多いようです。

また、この直観力は違和感に対しても作用します。

「なにかおかしい気がする」と感じて調べてみるとミスが見つかることも多く、この力は仕事でも大いに役立つでしょう。

HSPさんは五感が鋭いがゆえに、直観力も鋭くなっていると考えられます。

まとめ

今回はHSPの定義から特徴までお話してきました。

HSPさんは、外部の刺激に敏感ですが、それゆえに小さな幸福を見つけることができたり問題に気づきその本質を見抜いたりできます。

日々の悩みもちょっとした工夫で改善することもできるのです。

HSPという言葉を最初に提唱したアーロン博士の調査から、5人に1人はHSPの気質があると言われています。

あなたの悩みに似た悩みを他の人が抱えている可能性は十分にあり、その中に悩みを解消するヒントがあるかもしれません。

私もHSPの気質があり、いろんなことで悩んできましたが、いくつか書籍を参考にして改善できた場面も多くあります。

このブログもあなたの悩みのお役に立てればうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。それでは、また次回。

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