つい人と比べてしまい、辛くなった時はどうすればいい?

内向型・HSP

こんにちは。天泣です。

HSPさんや内向さんは人と比べてしまうことが多いと思います。

足りないところが目に付いて、自己嫌悪に陥ってしまうのです。

比べる必要はないと分かっていてもなかなかすぐに辞められるものではありませんよね?

そこで今回の記事では、

・人と比べてしまうのは完全には無くせない
・人と比べることを前提にした楽になれる考え方

についてお話していきます。

人と比べて悩んでしまう方はぜひ参考にしてみてください。

人と比べてしまうのは完全には無くせない

人と比べてしまうクセは無くそうとしても、簡単に無くせるものではありません。

人間は社会に属して生きているので、他人を完全に切り離して生活することはできないからです。

私達はどうしても自分の立ち位置を確認するために、他人と比較してしまうものなのです。

それに関連するものとして、心理学では「平均以上効果」と呼ばれる現象があります。

これは、どんな謙虚な人であっても心のどこかでは自分の外見、知性、運動能力など、どこかの側面において「平均よりは上」「あの人よりは優れている」と思ってしまう現象のことです。

この現象は実際に心理学の研究で確認されています。

私達は自分の価値(優位性とも言い換えられる)を確認するために他人と比べてしまうもので、自分の優位性を確認できることもあれば、逆に自分より優れた人と比べてしまい落ち込むこともあるのです。

これは人間の本能的な部分も関わっているでしょうから、無理に無くすことは難しいと思います。

大事なのはこういった側面を無くすことではなく、自覚することです。

楽になれる考え方

前項では人と比べることを完全に無くすことは難しいということをお話しました。

人はどうしても他人を物差しにして自分を測ってしまうものだからです。

それによりHSPさんや内向さんは自分が傷ついてしまうことが多いですよね。

ここでは、他人と比べてしまうことを前提にどういった心構えをすればダメージを軽減できるかについてお話していきます。

他人に生まれ変わったらと考えてみる

人との比較で劣等感を感じる場合、もしその羨む人に生まれ変わったらどうなるかを想像してみてください。

私はたまにテレビに出ているイケメン俳優や身近のスゴイ友人に生まれ変わったらという想像をすることがあります。

そうすると、羨ましいと思っていた側面もメリットばかりではないことに気づくことができるのです。

例えば、テレビに出ているイケメン俳優の場合、その容姿ゆえに変装でもしなければプライベートで落ち着いて外に出ることは難しいでしょう。

そう考えた時、自分にはとても耐えられないと感じてしまいます。

身近な友人の場合でも、その友人に友達が多ければ休日に自分一人の時間が取れないのではと考えてしまいます。

また、他人に生まれ変わったら、自分の趣味も今のように楽しめないかもしれません。周りの環境が今の自分とは全く違うものになっているからです。

このように、他人に生まれ変わる想像をすると、自分の感性について見つめ直すことができます。

自分が何を大事にしているのか、どういうことに感動や楽しみを感じるのかを再認識できるのです。

自然と自分に「あるもの」に目を向けられるようになり、自分も捨てたものじゃないと思えるようになります。

人生はマラソン

人生とは競争ではありません。

重要なのは何を大事にしてどう生きるかで、そこに優劣はありません。

だから人と比べて辛くなった時、人生はマラソンなのだと考えましょう。

マラソンの目的は勝負をつけることではなく、完走することですよね。

自分のペースで走りゴールすることが、最も優先するべきことです。

マラソンと考えた時、きっと自分の前にも後ろにも走っている人がいるでしょう。

ここで焦って前の人を無理やり追い抜こうとすると、へばって動けなくなってしまいます。

マラソンであれば、自分のペースで少しずつ追い付けばいいし、時には後ろから来た人に前を譲ってあげることもあると思います。

忘れていけないのは、完走することが目的だということ。

人生は自分のペースで進んでいけばいいのです。

まとめ

今回は人と比べてしまう心理と心構えについてお話しました。

私達は他人と比較して落ち込むこともありますが、逆に誰かを見くびっているときも往々にしてあるのです。

HSPさんや内向さんは自分の優位性を大っぴらにすることはほとんどないでしょうが、自分も心のどこかで誰かを見くびっていることがあるということは覚えておく必要があるでしょう。

その自覚があるだけでも、意識的に言動を注意しようと思えるはずです。

そして、自分が他人の優秀さに当てられてしまったときは、今回紹介した楽になれる考え方を実践してみてください。

きっと心が軽くなるはずです。

それでは、また次回。

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